2013/02/05

その問題はレスポンシブWebデザインが問題ではない。

こんにちは、allWebクリエイター塾の大本です。
弊社ではスクール以外にも、Web制作会社をはじめ、システム会社、メディア企業を中心に大手企業のコンサルタントを行わせていただいています。

最近の概ねご相談が「レスポンシブWebデザイン」についです。いろいろな会社のご担当者様とお話をしていると誤解されているケースが多くあるので今回はレスポンシブWebデザインについての正しい考え方をご紹介したいと思います。

レスポンシブWebデザインは、銀の弾丸な技術はない

レスポンシブWebデザインは今後主流になる手法ですが、銀の弾丸ではありません。スマートフォンを中心とするデバイス仕様や状況がカオスな状態で振り分けでは対応しきれなく、レスポンシブWebデザイン(RWD)での手法が王道になるだけのことです。

良く、RWDとUIなどのデザインやアクセシビリティ、コンテンツの話題とRWDを比較して紹介される場合がありますが、比較対象とするべきは「振り分け」か「RWD」なので困惑しないようにしてください。

ユーザー行動からのシナリオ作成、ストリーテーリング、UI設計、アクセシビリティなどはRWDであろうが、振り分けであろうが行わなくてはならない作業なのです。

つまり、「レスポンシブWebデザインより、UIなどのデザインやアクセシビリティ、コンテンツが重要だ。」ということは当然であり、比較する対象が違うので、RWDが悪いように表現されることが多く、「流行だけじゃね?」、「レスポンシブWebデザインは使い方次第なんじゃね?」的な感じでいると、それこそ流行や噂に惑わされているようになります。そして、いつの間にか(なぜか)アンチRWDがいなくなっているのかしれません(苦笑)。

レスポンシブWebデザインは、銀の弾丸な技術ではありません。すべてを解決してくれるものではないので、何か本当の問題なのか、自分の頭で理解して考える力をつけてください。

レスポンシブWebデザインとモバイルファーストは表裏一体

レスポンシブWebデザインにする際にモバイルファーストの考え方が必要になりますが、モバイルファーストだとコンテンツが単純に減ると思い込んでいる方も多くいらっしゃるようです。

モバイルファーストについてここでは深く振れませんが、基本概念はモバイルを中心に考えることで新しい世界が生まれてくるというものです。つまり、モバイルがゆえにコンテンツが少なくなる傾向はありますが、コンテンツが減る。という結論になるのは間違いなのです。(矛盾した書き方になってしまっていますが、次回SwapSkillsなどでご紹介できればと思います。)

もし、コンテンツが多く存在しても動的にコンテンツを流し込みことはレスポンシブWebデザインでも可能です。その際モバイルファーストの考え方は重要でマルチデバイスで見て頂くが故に回線スピードを考慮して、ユーザーを待たせないパフォーマンスアップの設計やデザインの工夫が必要になるのです。

本当の問題を見抜き、本当のレスポンシブWebデザインについて学習しよう。

先ほどの繰り返しになりますが、情報設計やUIが悪いことが理由なのにも関わらず、流行やバスワードだからと取り入れると、問題がでた場合、レスポンシブWebデザインの問題でなくても手法が悪いと安直に考えてしまいます。問題の本質はどこなのか、問題点をキチンと見直すことが重要です。

最後に、リキッドレイアウトをレスポンシブWebデザインと思っていたり、これは違うでしょ?と思うような「なんちゃってレスポンシブWebデザイン」(*これらは別記事でご紹介いたします。)のケースもあります。3月9日にSwapSkillsDoubbbleで「レスポンシブWebデザインの今と未来」というテーマでセミナーを開催いたします。正しいレスポンシブWebデザインについてぜひ習得いただければと思います。