2013/01/24

本当のデバイス最適化を考えよう


最近では沢山のデバイスがあり、その対応方法に日々ウェブ制作界隈では悩まされています。其の中で、デバイス最適化という言葉を耳にします。でも「最適化」とは何でしょうか?自分なりに考えてみると最適化とは「ユーザーが利用するデバイスに関係なく、ユーザーが必要な情報を的確・迅速に提供できること」だと考えています。

しかし「デバイス毎にユーザーの環境は異なるので、コンテンツは異なるべきだ」、「デスクトップの情報量は多い方がスマートフォンのサイトより便利だ」と人によっては考える人もいます。今回は、この2つのポイントについて考えてみましょう。






デバイスごとにユーザーの必要な情報はかわらない

昨今では、マルチデバイス対応ということでスマートフォン、ファブレット、タブレット、タッチパネルデスクトップ、デスクトップと複数のデバイスに対応を迫られる状況が増えてきました。手法としてレスポンシブWebデザイン、UAを利用した振分など様々な手法があります。また議論も昨年は多くありました。

特にデバイスごとにユーザーのコンテキスト(環境)が変わるので、ユーザーの検索する情報が変わるという考え方の方もいらっしゃいます。最近、拝見したレスポンシブWebデザインのメリットとデメリットをまとめたブログには、こんな一節がありました。テーマパークに行くのにデスクトップでは、「アクセス方法」「開園時間」を調べる。テーマパーク内では、スマートフォンで「待ち時間」を調べる。つまり、デスクトップとスマートフォンの両方があった場合にスマートフォンでは「アクセス方法」「開演時間」は調べない。といったものでした。

サファリパークにいきました

私は先日、富士サファリパークにいきました。前日に「アクセス方法」「開演時間」「クーポン情報」などを調べました。その時、デスクトップもあり、タブレットもありスマートフォンも、同じ場所にありましたがスマートフォンで私は開演時間を調べました。
デスクトップは僕の目の前でオンラインにもかかわらずです。でもスマートフォンで「開演時間」「アクセス時間」をしらべました。理由は簡単でスマホだろうがPCだろうが何も「差」を感じないから、どれでも良かったのです。しかし、ニコニコレンタカーの予約はデスクトップで行いました。何故なら、予約の入力フォームが入力しづらいのを知っていたからです。つまり、あらかじめ知っていた入力難度の「差」によって使い分けをしました。

私は、人間は使う機器によって必要とする情報(目的)が変わったり検索対象が変わることはないと考えています。極端な例では、皆さんは「今の時刻」を調べるときに機器を変えるでしょうか?つまり、人によっては壁掛け時計かもしれませんし、スマートフォンの時計かもしれません。しかし、表示が大きいから壁掛け時計で時刻を家では確認するとは考えていないでしょう。手元にその目的を達成できるデバイスがあれば、それを利用します。

デバイスサイズと情報は比例しない

「デスクトップは情報が多くて、スマートフォンは情報が少なくなるべきだ」と唱える人がいます。では、デスクトップより大きいデバイスでは情報はもっと多いべきでしょうか?テレビのような大きな画面になったら、ユーザーは多くの情報を消費できるのでしょうか?
情報は多すぎれば検索をしなければならず、多くなれば「閲覧性が低く」なってしまいます。つまり、情報を迅速に的確に提供できませんので、これは最適化ではありません。
デバイスの閲覧性と情報量を混同してはいけません、デスクトップの情報の閲覧性が高いといって情報を加えてしまえば、スマートフォンの小さなスクリーンの閲覧性と同じになり閲覧性が低くなります。

 最適化を見失う原因

すでにここまでの話で、頭に疑問だらけの人もいるでしょう。非常に難しい話でなかなか理解しづらいとおもいます。
ただ最適化を見失う原因は、スマートフォンとデスクトップが違いすぎるからだと考えています。この入力方法と閲覧性の違いに振り回されてしまうのでしょう。
デバイスに限らず、ユーザーが必要な情報を的確に迅速に届けられることが最適化であり、デバイスの入力難易度や閲覧性によってユーザーの目的までが変わることはありません。