欧州市場ブラウザシェア図
2010.1.1〜2011.1.1
ヨーロッパでは、Windows へ IEがプリインストールされていません。Windowsを立ち上げるとブラウザ選択画面が表示されます。
ブラウザ選択画面
(http://www.zdnet.com/blog/gadgetreviews/windows-7-european-browser-selection-screen-screenshot-revealed/12360)
プリインストールされないことを差し引いても Firefox がヨーロッパ市場でシェアNo1になったことは非常に興味深い。ヨーロッパでは今後もこのペースが続くのかみてみたい。
Google Chrome の躍進
Google Chrome のシェアの成長は非常に安定して推移している。では、このシェアはどこからきているのだろうか?Google Chrome のシェアがのびるということは、シェアをへらしているブラウザがある。上記の StatsCounter によるとIEのシェアが Google Chrome のシェアに移動してると報告している。
たしかに、下記の世界全体のブラウザシェア図をみるとFirefox(橙)が横ばいなのに対して、Internet Exproler(青)は下がり、Google Chrome(緑)は上がってる。Google Chromeは2010年1月1日より、約9%強もシェアが伸びている。
ブラウザシェア(世界全体)
日本では IEが依然として 6割弱
日本市場は ヨーロッパ市場とは違い依然としてIEが6割近いシェアをキープしている。この状態はしばらく続く。しかし、シェアは引き続き下がり2012年末には Chrome OSの登場なども相成り 50%以下になるだろう。IE9が正式に登場してもシェアが増えることはない、単純に IE8からIE9へアップグレードするユーザーが多いだろう。Firefox, Opera, Safari, Chrome を利用しているユーザーが IE9に乗り換えることは考えにくい。また Google Chrome は、2010年1月1日〜2011年1月1日までで6%もシェアを伸ばした。おそらく 2011年末には シェアを 15%以上まで引き上げることになるだろう。Chrome OSが加われば 18%ぐらいになるのかもしれない。
モバイルのブラウザシェアにも注目
本年はいよいよモバイルの時代に本格的に突入する。Android端末が Docomo, AU, SoftBankなどの各キャリアから発売され、案件としても Android が条件となることが多くなってきた。モバイルのブラウザシェアと状況について勉強する必要がでてくるだろう。これについては allWebのモバイル講座でも勉強するが、iPhone&iPad向けのWebサイト制作は過渡期の手法にしか過ぎない。Web制作者は iPhoneユーザーが多いが、それがバイアスになっているのだろう。Android のSamSung, LG の各モバイルWebkit系のブラウザなどにも注意するべきだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿