今回は、第1回ということで jQueryモバイルの特徴のみをまとめてみました。
特徴1- サポートする機種が多いこと
jQueryモバイルがサポートする機種は幅広いので、このフレームワークを利用してスマホ用のサイトを作成すれば、ほぼ世界の市場にある殆どのメジャーなプラットフォームをカバーできるでしょう。当然、日本のiPhone, Android のプラットフォームをカバーできるはずです。ただし古いBlackBerry(OS6以前) や Windowsモバイル では JavaScriptエラーが表示されてしまう可能性が高いです(これは主にプラットフォームに問題あり)。また、最新の SamSung bada や Windows Phone7などでは検証はしていないので今後検証とのことです。
- アップル iOS: iPhone, iPod Touch, iPad (全バージョン)
- アンドロイド: 全機種 (全バージョン)
- ブラックベリー Torch (バージョン6)
- パーム WebOS Pre, Pixi
- ノキア N900 (開発中)
特徴2- HTMLドリブンであること
jQueryモバイルはセマンティックなHTMLが中心となっています。HTMLドリブンのメリットは、HTMLを理解していれば簡単にテキストを書き換えることです。jQtouchやSenchaはそれに対して JavaScriptでHTMLを吐き出すので、JavaScriptを理解している必要があります。JavaScriptが苦手の人にはハードルが高いでしょう。特徴3-アクセシビリティを重視
jQueryモバイルは下記の表で示すAグレードブラウザに対しては、W3CのWAI-ARIAで策定された フォーカス機能、キーボードナビゲーション、HTMLの属性などをサポートしています。これらの技術を利用すれば、iPhoneのVoiceOverなどにも対応して目の不自由な人でもウェブサイトを利用できます。現在は完璧ではないですが、正式バージョンの1.0では完璧にサポートする予定だそうです。今後の jQueryモバイルは アルファ3のバージョンがリリースされます。バグもわずか1ヶ月で半分以下に修正されていますので、近々にアルファ3がリリースされるでしょう。正式バージョンのリリースは2月中〜後半になると予想しています。
allWebではリソースページにて jQueryモバイルアルファ2の全日本語訳の公開(1部すでに公開中)を予定しております。下訳については全て終了しましたが現在は推敲中です。
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