2011/06/03

もう無視はできない。モバイルファーストを採用するビッグネームが現れた。

「モバイルファースト」というのは、モバイル向けのプロダクト設計やサービス設計を最初に行い、その後にデスクトップ向けの開発を行う手法です。

この手法を取り入れるビッグネームがまたもでてきました。このブログで以前にも紹介しましたが、「Google」「Facebook」「Adobe」はモバイルファーストを既に採用している企業です。

採用の背景には「モバイルマーケットの成長」という1つの理由。「モバイルのイノベーションの利用」 「コンテンツの集約」の2つメリットがあります。

新たにモバイルファーストを採用した企業

新たに「モバイルファースト」を採用した企業を紹介しましょう、「Apple」と「Microsoft」です。

Apple

Apple については以前より、モバイルファーストを実行している企業だと考えていました。その理由は2つあります。

1つは「iPad」で得たテクノロジーを Mac Book Air に転化したことです。フラッシュストレージのおかげでiPadは高速でスリープ状態から起動することができます。 「モバイルファースト」の1つの特徴である「モバイルイノベーションの利用」にあたります。

Mac Book Air のページのスクリーンショット

2つ目はApple の新OS 「Lion」です。「Lion」にはiPhoneやiPadの開発で得た UI(ユーザーインターフェイス)などがふんだんに盛り込まれています。

例えば下記の「Launchpad」の画像はどうでしょうか?
iPadとiPhone の画面にそっくりですね。 iPadやiPhone から得たUIを「Lion」のデスクトップへ取り入れています。 つまりiPhoneやiPadの開発で得た優れたUIをデスクトップに与えてUIを向上させているのです。これも「モバイルファースト」のメリットである 「モバイルイノベーション」の利用にあたります。

新型OS 「Lion」の「Launchpad」

iPad の「Launchpad」

Microsoft

Microsoft が「Windows8」の画面を公開しました。大きな特徴として 「Windows Phone 7」のような UIをもっていることにすぐに気づきます。ビデオを見てみるとWindows8 は 明らかに Windows Phone 7 の「Metro UI(メトロ)」とタッチテクノロジーをデスクトップに採用しています。Apple と同じように、モバイルからUIをデスクトップに採用しているのです。繰り返しになりますが、これも「モバイルイノベーション」の利用の一つです。

You Tube にアップされた Windows8 のビデオ(5分)

まとめ

今回、Apple と Microsoft のモバイルのUIは非常に使いやすいということに気づき、それをデスクトップへと採用しています。モバイルのユーザーのコンテキストは非常に多様であり、その環境で生まれたUIはデスクトップでは十分すぎるUIなのです。

「Google」、「Facebook」、「Adobe」は以前より「モバイルファースト」の採用を表明しています。しかし密かに2010年に「Apple」も「Microsoft」も「モバイルファースト」を採用していたといえそうな気がします。今後「モバイルファースト」は重要なコンセプトになります。

今回の記事で「モバイルファースト」に興味がでた方は、allWebクリエイター塾が開催する 「SwapSkills Doubbble Vol1」に参加してみてはどうでしょうか?モバイルファーストに対する考え方、それを取り巻く技術をとインスピレーションと新しい技術を学ぶことができます。