レイアウトは何のためにするの?
レイアウトを Wiki Pediaで調べると
デザイン(紙、ウェブ等)、建築設計、インテリア(展示会場・展覧会場設計、ショールーム設計などを含む)、書籍・雑誌・新聞などの編集等々において、何をどこにどのように配置(割り付け)するかということ、また、そのような配置(割り付け)をする行為も意味する。と書かれています。レイアウトの説明としては間違っていませんが、何のためにレイアウトが行われるのか、目的が記載されていません。
レイアウトは何のために行うのでしょうか?
レイアウトの目的を知らずに制作してしまう危険性
レイアウトの目的を知らずにデザイン制作をしてしまうと、テイスト、世界観、雰囲気ばかりに目が行きがちになります。
デザインの上で(テイスト、世界観、雰囲気)これらの要素は大切ですが、レイアウトの目的をまず知らなければ雰囲気だけのものになってしまいます。
DTPの世界でも文字を読ませるために改行位置を文章のきりの良いところにしたり、禁則処理を行うのもそのためです。
レイアウトの目的は「わかりやすくさせる」ため
レイアウトの目的は「わかりやすくさせる」ことです。
例えば、下記左側にあるテキストを右のようにレイアウトすることで情報をより分かりやすく伝えることができます。このようにわかりやすく見せて伝えるのが「レイアウト」になります。
デザイン要素の1つでしかないレイアウトですが、まず、第一に”レイアウトの目的を認識してデザインを実装する”。 第二に”レイアウトされた情報のテイストに合わせてより伝わりやすい、雰囲気、世界観を出すデザインにする”。と行程が2つあると言っても良いと思います。
わかりやすくさせてから雰囲気、世界観、テイストなどのあしらいをするということが基本ですが、できるプロになれば目的がわかっているのでそれらを踏まえてデザインしてしまいます。(目的が明確になることを踏まえたものがデザインだとも言えますが)レイアウトの目的「わかりやすくする」がないままに雰囲気、世界観にフォーカスしすぎてしまう方もいるのかも知れません。
Webサイトでのダミーテキストやダミー画像はなぜ多い?
現在、Webサイトではダミーテキストが使われることが多くあります。そのダミーテキストのままデザインが実装されるのですが、何をどのように伝えたいのかわからないままデザインするので、形から入ってしまうことになります。
アートでない商業美術であるWebの世界ではユーザーに伝えることが最大の目的であるためダミーテキストのままデザインが進行することはNGなのです。画像においても同じで文章にあった画像でなければ何のための画像でしょうか?画像はWebで最も容量がかかるものなのにも関わらず何となく、デザイン上で追加するようなものであれば一層のこと画像はない方が良い場合があります。
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